もし、これから投資を始めるのであれば、FXと株のどちらが良いか問い合わせを受けるのですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。ですので、今回はFXと株を比較して、 それぞれのメリット・デメリットについて解説させていただきます。
まず、投資をはじめるにあたっての資金面についてですが、株の場合は、数万円程度で買える銘柄を探す方が大変です。最低でも数十万円は必要となります。そして、銘柄数も4000前後もありますので、この中から自分にあった銘柄を探すのは初心者にとっては至難の技というしかありません。
やっとの思いで、投資する銘柄を見つけたとしても、最近頻繁に見かける組織ぐるみの隠ぺい工作が発覚して破綻に追い込まれるといった、破綻リスクもあります。
一方、FXの場合は証拠金取引ですので、レバレッジをかけることによって10万円 程度の少ない資金でもそれなりのボリュームある投資ができます。
FXの場合は、このレバレッジがリスクの全てといっても過言ではありません。それほどレバレッジによってハイリスクハイリターンの度合いを高めます。
また、FXの場合は、取引可能となる通貨ペアが数十と、それほど多くないので銘柄選定が楽なのと、アイスランドのように国が破綻しない限り倒産リスクもありません。
実際の取引に関してですが、株の場合は平日の昼間しか原則的に取引できません。一方のFXの場合は、24時間取引することができるので、仕事や勉強が終わった後、好きな時間を選んで取引することができます。
次に取引業者についてですが、株の場合は金融庁による各証券会社に対する規制が厳しいので、基本的にはどの証券会社で取引しても安心して取引することができます。しかし、FXの場合は依然として法整備が未熟なため、取引される業者によって安全度が異なりますので、事前にしっかりと調べる必要があります。
一方、税金についてですが、税金に関しては株の方が圧倒的に有利です。利益が大きくなっても売却益に関しては10%までですが、FXの場合は50%以上徴収されます。