実際に為替取引を行っていない方でも、ドル・円相場についてはご存知の方が多いです。毎日テレビや新聞、インターネットなどを利用して知らず知らずのうちに触れているからです。
しかし、もし「今日は1ドル90円15銭から17銭で取引されています」と、テレビでアナウンスされているのを聞くと、以下のような形で誤解される方も少なくないかもしれません。
1ドル=90円15銭=円高 1ドル=90円17銭=円安 実はこれは間違いなのです。これは売値と買値を表しているのです。
つまり、あなたが1ドルを購入するときが90円17銭で、あなたがドルを売るときが、90円15銭という意味なのです。
1ドル=90.15=買値(ビット) ※あなたがドルを売る時の値段
1ドル=90.17=売値(アスク、オファー) ※あなたがドルを買う時の値段
こうした、見方が理解できるようになりますと、金融市場への関心が高まり、外為市場、外貨投資のみならず、株式投資、先物取引の相場について、興味も沸いてくると思います。
基本的に、為替の動きというのは、他の金融市場に大きく影響を与えるので無視することが出来ないのです。ですので、しっかりと為替の動向をチェックしなければなりません。そして、必ず、相場が動いた要因を調べてください。
分からないことを分からないままにしていると いつまでたっても同じ失敗を繰り返すことになってしまいますので、そうならないためにもしっかりと原因を調べることにより、将来的に遭遇するあらゆる場面で対応できるようになります。