FX取引では、FX取引会社が提供してくれる売買プログラムによって、自動売買で注文することが可能となっています。

これらを利用すれば、逆指値やUターン取引等が簡単に行えます。 忙しくて為替をチェック出来ないときに、価格が急落するようなことが仮にあっても、自動でロスカットすることができますし、為替が一定以上に上がったのであれば、動意づいた時点で買い注文を出してくれたりするので、外出していても安心して売買出来ます。

これらの手法は、忙しい現代人にとって強い味方となりますし、FX取引を始めたばかりの方にとって大きな壁となる損切りが、こうした自動売買を行うことによって、容易に出来るようになりますので、これらを利用しない手はありません。

人間の心理的弱さを、この自動売買のシステムが補ってくれるのです。

それまでですと、価格が下がったことにより含み損が出ているにも関わらず、「ここまで下がれば底だからもう少ししたらあがるだろう」、「今売ったらとんでもなく損するから売りたくない」といった心理が働きます。 こうなると、損切りすることを先延ばししてしまい、場合によってはとてつもない損益をだしてしまう可能性があるわけです。

しかし、自動売買によって、例えば「●●価格が下がればロスカット」 といったような形で、全ての注文をルール化することができるのです。

実際に、FXではほとんど全ての取引業者で逆指値などの手法は基本的な注文条件として利用することが、当たり前のように出来ますので、利用料・手数料が高いといったことはありません。

FXは、そのほかにもFX独自の便利な売買テクニックがいろいろとあります。

例えば、1ドル=95円の時に、出来るだけ安く買いたいので、1ドル=90円で注文を出したと仮定します。そして、95円で買えればその後98円で利益確定売りに出したいとします。しかし、1ドル=95円が90円に下がり、注文が約定するのはいつになるか誰にも分かりません。 明日の朝かもしれませんし、来週になるかもしれません。そして、約定を確認する事が出来たら、出来るだけ早く98円で売りの決済注文を出さなければなりません。そんな時でも、FXの※IFD注文なら、90円で約定出来ればその時すぐに自動的に98円の売りの決済注文を出してくれるので、注文の約定を絶えずチェックする必要がないのです。

※IFD注文=イフダンの略で、もし約定したらという意味