不況時の特徴として極端から極端に動きやすい点があげられます。

ですので、極端に円高が進むと反動も強いので極端に円安が進みます。こういった具合に相場自体の乱高下が非常に大きいので、実際にFX取引を行うにあたって注意が必要です。

景気も良く、長期的な上昇局面に相場がある場合は何となくポジションを建てたとしてもスワップポイントも高い水準にあるので利益が出やすいです。 しかし不況時には、相場に入る前に「どれくらいの利益を目指すのか?」、「どれくらいまで相場が上昇したら決済するのか?」、「どこでエントリーするのか?」、「思惑が外れた場合にはどこで撤退するのか」といったことを明確にする必要があります。

そうしないと相場の波に飲み込まれてしまいます。上述した点を明確にすればブレることなく取引できます。

例えば、1ドル=90円まで円高が進んだときに買って、将来 100円になったら利確するとするならば、1ドルあたり10円の利益がでます。 もし、10万円の利益を目指すのであれば10円で割ればいくら買えばよいのか割り出すことができます。1万ドル購入すればよいわけですから、この場合は100万円 程度の資金を用意する必要があるわけです。

FXの場合は、レバレッジをかけることができますので、仮に運用資金として100万円 用意できたとしても、レバレッジ1倍で取引するよりも3倍程度で取引した方が投資効果があがります。レバレッジをかけるのが怖ければ1倍でも良いでしょう。

レバレッジをかけないのであれば、外貨預金や外貨MMFのほうが利回りが良いのではないかと思われるかもしれませんが、各種手数料がFXよりも数倍以上割高です。ですので、為替差益を狙うのであれば、FXが外貨商品の中では一番有利であるといえます。