FX取引をすでに行っている方の中にはチャート分析が嫌いな方が少なくありません。為替相場を予測するのはプロのディーラーでも難しいとされているわけですから、無意味に感じるのかもしれません。
しかし、将来的な為替の動きはだれも分からないわけですから、なおさら、過去の値動きからどのように相場が動くのかを仮説を立てながら予測することが重要なんです。 チャートは非常に重要な指標となります。
基本的に、チャートは過去の相場の値動きをグラフ化したもの です。
チャートには色々な種類があるのですが、最も一般的なのがローソク足チャートです。 ローソク足チャートは、1本のローソクに対して1日、1週間、1ヵ月といった一定の期間の値動きが表現されます。ローソクの足の動きをみればどれだけ変化しているのか一目瞭然です。
ちなみに、一日の動きを表すものを日足(ひあし)といいます。一週間を週足(しゅうあし)、1ヶ月を月足 (つきあし)といいます。一般的に利用されるのが日足と週足の組み合わせです。 そして、取引の始まりの値段を始値(はじめね)といい、取引の終わりの値段を終値(おわりね)、一番高かった値段を高値(たかね)、一番安かった値段を安値(やすね)といいます。
こうした4つの値段がローソク足に表現されています。そして、期間中に値下りした場合は陰線(黒など)、 反対に値上りした場合は陽線(白など)で相場の動きを表現します。